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2014.07.25

SIGMA dp2 Quattroで星撮影

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高感度の弱いSIGMA dp2 Quattroで星撮影とか無謀過ぎることは十二分に承知です。
でもですね、普通の撮影では見えてこない様々な特徴が明らかになることも多いです。
なので「あえて」トライしてみました。

SIGMA dp2 Quattroの基本的な設定は以下の通り
・絞り:F2.8
・シャッタースピード:30秒(バルブがないんですよね…)
・ホワイトバランス:太陽光
・トーンコントロール:OFF
・ISO感度:800または1600
・マニュアルフォーカス

狙った場所は南斗六星周辺の天の川。iステラで見ると上の画像のエリアくらいです。
M8干潟星雲やM7散開星団など多数のメシエ天体があり、とても華やかな場所ですね。
30秒露光なのでVIXENポラリエで追尾撮影しています。

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SIGMA dp2 Quattro / Vixen POLARIE

30sec. F2.8 ISO800 2014/07/24/22:00

上の画像はSIGMA dp2 Quattro撮って出しJPEGです。
星々は意外に写っています。
気になるのは天の川に出ている色ノイズとM8干潟星雲がモノクロになっているところでしょうか。

撮影時に気になったところとしては、自動的に長秒時ノイズリダクションがかかってしまうというところでしょうか。シャッタースピードと同じ時間だけ露光させずにセンサーからの情報を記録し(ダーク画像)ここに写っている画像(ダークノイズ)を撮影画像から減算するわけですね。
RAWファイルだけで撮影してもノイズリダクションを行ってしまいます。このため、撮影時間が倍になってしまうんですよね…
何秒からノイズリダクションが行われるのか?などの情報はマニュアルには載っていないような。
でも、これって条件によっては比較明合成で星の軌跡画像を作ることができない可能性も…

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SIGMA dp2 Quattro / Vixen POLARIE

30sec. F2.8 ISO1600 2014/07/24/21:55

ISO1600撮って出し…わはは…ヽ(;▽;)ノ
凄まじい色ノイズですね。
実は最初にISO1600で撮影し、あまりの色ノイズにおったまげてISO800に変更したのでした…

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ノイズの出方は時間とともに抑えられていくようです。おそらく時間とともに素子の熱ノイズが酷くなり、長秒時ノイズリダクションが強烈に働いて全体のノイズが抑えられているのでは?と思います…が、どうでしょうね?

ここでふと…今回は背面液晶を常時ONにしていたため、液晶からの熱も問題になったかも?SIGMA dp2 Quattroは意外なほど薄いボディですから影響も大きそうな気がします。

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SIGMA dp2 Quattro / Vixen POLARIE / SIGMA Photo Pro 6.0.4

30sec. F2.8 ISO1600 2014/07/24/21:55

ただ、ISO1600でもSIGMA Photo Pro 6でRAW現像するとずいぶんまともになります。
上の画像は色ノイズは中央、輝度ノイズ最低で出力しています。
天の川の細部までかなり写っています。もちろん天の川の明るい部分の色ノイズは酷いですしM8干潟星雲の色はさっぱりですけれど…

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SIGMA dp2 Quattro / Vixen POLARIE / SIGMA Photo Pro 6.0.4 / StellaImage 7.1 / SILKYPIX Developer Studio Pro 6.0.10.0

30sec. F2.8 ISO1600 2014/07/24/21:55 / Composite of 4 images

せっかくなので4枚の画像をステライメージでコンポジットし、SILKYPIXで偽色低減してみました。
でもこれでは色もなくモノクロ画像に変換した方が良いかも…

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SIGMA dp2 Quattro / Vixen POLARIE / SIGMA Photo Pro 6.0.4 / StellaImage 7.1 / SILKYPIX Developer Studio Pro 6.0.10.0 / Adobe Photoshop CC 2014 + Nik Silver Efex Pro 2

30sec. F2.8 ISO1600 2014/07/24/21:55 / Composite of 4 images

ということでモノクロ変換。

作業中、HDR的な処理をしていた時、ちょっと気になる部分が出てきました。

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四隅は絞り開放からくる周辺光量の低下が極端に出ているのだとは思いますが…全体的に周辺部が暗くなっていません?額縁のように。右上が特に顕著なのですが、明らかに帯状になった明るさの違いがあります。色も少し違っているかもしれません。

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SIGMA dp2 Quattro / SIGMA Photo Pro 6.0.4

それで思い出したのがこちらの画像。
SIGMA Photo Pro 6でカラー調整行い、「X3 Fill Light」で暗部を持ち上げたものです。
画像下方部分がやはり額縁のように色調が変化しています。
画像周辺部のデータがちょっとおかしいのでしょうか?なんなんでしょうね?

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SIGMA dp2 Quattro + Kenko Pro1 Digital Pro Softon-A(W) / Vixen POLARIE / SIGMA Photo Pro 6.0.4 / StellaImage 7.1 / SILKYPIX Developer Studio Pro 6.0.10.0

30sec. F2.8 ISO800 Exposure: +1 / 2014/07/24/22:08 / Composite of 4 images

モノクロも良いのですが、やはりカラーだよなぁ…ということで、ISO800で撮影し、SIGMA Photo Pro 6で露出補正+1を行ってコンポジットなどなど。あ、撮影時にはソフトンをかましています。青い星と天の川は少し色彩を帯びてますね。でもやはり散光星雲が赤くならないのはなぁ…

いやはや、星撮りにはとことん向いてないカメラですが、試してみるとなかなか面白かったです(^^ゞ

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