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2014.07.15

SIGMA Photo Pro 6雑感 その1

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Foveonセンサー専用のRAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro 6」。SIGMA dp2 Quattroが出力するRAWファイルを現像できる唯一のソフトです(DPxまではSILKYPIXも対応していたのですが…)。

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画像のように、露出やコントラスト、ホワイトバランス、カラー補正、ノイズリダクションなどなど、RAW現像時にいじりたい各種パラメーターは揃っています。また、SIGMAオリジナルなプリセットカラーモード(FOVクラッシックブルーやサンセットレッド、フォレストグリーンなど)やモノクロームモードも備えています。

ただ、実際に使ってみると「うむむ…」と思うことも多いです。
(…よく落ちる…というのはちょっとおいておいても…^^;)

ファイルを開くと毎回律義にRAWデータを展開します。巨大なRAWファイル(PENTAX K-3のRAWファイルが30MBほどなのに対し、SIGMA dp2 Quattroのは50MBを超える場合も多いです)からデータを毎回読み込んで画像に変換してるわけですから当然時間がかかりますよね。
Adobe Lightroomのように画像キャッシュを作るタイプですと、最初のファイル読み込みには時間がかかりますが、以降は高速処理できます(巨大なキャッシュファイルができちゃいますけど)…まぁこのあたりは一長一短があるため単純ではありませんが。

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最初に「えぇ?!」と戸惑ったのは、展開された画像をクリックしても拡大表示できないことでした。
実はSIGMA Photo Pro 6には「表示速度優先モード」と「表示画質優先モード」の2つの表示モードがあるんですね。通常の設定では「表示速度優先モード」で開きます。このモードではルーペ機能や拡大機能が使えないんです。「表示モード切り替え」ボタン(上の画像の左にある丸いボタン)をクリックすることで「表示画質優先モード」に切り替えることができ、ようやくルーペ機能や拡大機能を使うことができます。
(「環境設定」で最初から「表示画質優先モード」で起動できますが…処理速度が…ねぇ…)

ちなみに「表示速度優先モード」から「表示画質優先モード」に切り替わる時間は25秒ほど…その逆は3秒くらいですけど…

もちろんJPEGファイルは最初から「表示画質優先モード」で開きます。そんなわけでRAW + JPEGで撮影しておき、まずJPEGファイルで画像のチェックを行い、これをRAW現像しよう!というファイルを選別しています。

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「表示速度優先モード」であっても、パラメーターを変更するたびに右上のプログレスバーが動作…すなわち結果が反映されるまで待たされるんですね。

あ、私が作業しているマシンはApple MacBook Pro 17” Early 2011(Core i7 2.3GHz, 16GB RAM, 512GB SSD)です。一昔前のマシンとはいえ、決してトロいマシンではないと思うのですが…

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昨日もちょっと書きましたけど、SIGMA Photo Pro 6のノイズリダクションはプリセット値を選ぶ仕様で、細かな調整はできないんですよね。正直、謎仕様です(^^;)
あくまで使ってみての想像ですが、ノイズリダクションの効果が反映されるまでちょっぴり時間がかかるんですよね。このため、細かな調整をすると恐ろしくイライラがつのるかも?w

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まだまだよく分かっていないことも多いのですが、最も何とかして欲しいなぁ…と思うのはTIFFやJPEGで「画像の保存」しようとすると、他の操作がまったく行えなくなってしまうとこです。ちなみにRAWから16ビットTIFFで保存するのにMacBook Pro 17”で40秒ほど。
まぁ…それでなくても処理の重いソフトですから、バックグラウンド現像はあまり現実的でないかもですが…

ちょっとびっくりしたのは、SIGMA Photo Pro 6は各種設定をRAWファイルそのものに書き込むんですね。(多くのRAW現像ソフトでは各種設定用ファイルを作り、そこに設定データのみを保存します)
こうしておけば、後から選択したファイルのみを一括現像することができます。

あくまでも個人的な意見ですが…オリジナルのRAWファイルをいじりたくないんですケド…

いろいろな部分で他のRAW現像ソフトとは流儀が異なりますねぇ。

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SIGMA dp2 Quattro / SIGMA Photo Pro 6.0.3

flickr: Original JPEG File

(もしかすると勘違いとか「こうすればOK!」ということがあるかもしれません)

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コメント

オリジナルのRAWファイルを現像時にいじりたくないってことのようですが、いじったRAWファイルをJPEGや
TIFFファイルに現像するときに表示されるダイアログ上に、その調整した値を元のRAWファイルに上書きして
現像するかどうかがチェックボックスで設定できますよ。

ちなみに、あとから複数のRAWファイルに対して同じ調整値で一括現像する機能もあります。
確かサムネイル一覧が表示されているウインドウの2番目のメニューの最後のほうにあったような。。。

投稿: | 2014.07.17 23:13

貴重なご意見ありがとうございました。

チェックボックスの件は知っています。実は過去にそこそこ有名なソフト(SPPではありませんが)で保存時のトラブルに遭遇し、オリジナルファイルを破壊された経験がります。このため、どうしてもいじりたくないオリジナルファイルの場合は抵抗があるんですよ…
一括現像の件はよく知りませんでした(^^;) とても助かりました!

投稿: Sukeru | 2014.07.18 12:40

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